2024-07-19
ソウル特別市チョンノ区ソンウォルギル14-3
敦義門博物館村は、漢陽(現在のソウル)を取り囲むように築城された城郭・漢陽都城(ハニャントソン)の西側にあった城門・敦義門(トニムン)城内のすぐそばにある町に作られた、町全体が博物館のようになっているエリアです。
敦義門博物館村は、その歴史的価値や近代から現代にかけてのソウルの暮らしぶりや痕跡を余すところなく今に残すエリアで、ソウル市主導の都市再生により、町全体を新たな都会の中の歴史・文化スペースとして生まれ変わらせました。
敦義門博物館村がある場所は、隣接する鐘路区(チョンノグ)橋南洞(キョナムドン)一帯とともに2003年「敦義門ニュータウン」再開発地域に指定され、再開発地域内にあるすべての建物を取り壊し、博物館村のあるエリアには近隣公園を整備する計画でした。
しかし、ソウル市は漢陽都城の西側の城門・敦義門のすぐそばの町、セムナンの持つ歴史的価値を多くの人に知ってもらい、人々の暮らしぶりや痕跡がいまだなお残るこの小さな町そのものを博物館として後世に残し、ソウル市民の歴史・文化の財産として新たに造成することにしました。
町に残る建物は最大限生かした上でリモデリングをし、一部の住宅については取り壊し、その跡地には広場を設けました。近代から現代にかけて造られた建造物や韓屋、100年の歴史を誇る路地など情にあふれる町の姿は同じ場所にそのまま残し、多くの人々が楽しみ体験できる新しい文化の場として再生しました。
現在、敦義門博物館村は「近現代100年、記憶の保管所」というコンセプトで装いも新たに数多くの人々を温かく迎えています。
40軒ほどの既存の建物はそのままに、元々の造成の趣旨である「生きている博物館」というアイデンティティを生かすべく、一年を通じて、展示、体験、公演、マーケットなど「参加型」スペースとして数多くのコンテンツを実施、大々的な再整備を行ったのがここ敦義門博物館村の大きな特徴です。
2024-04-07
チョンブク特別自治道 南原市 忠正路 65
漆塗木工体験観光共同組合は、南原(ナモン)の伝統工芸である木工芸、漆塗り工芸振興のため工芸関係者が設立した共同組合です。
地元工芸品作りの教育・体験が可能な教育場・体験場、カフェ施設があり、組合員それぞれが自ら工房を運営、地元・南原の木工芸品、漆塗り作品の作業工程を見学できます。また、体験・教育プログラムを通じて、地元・南原の工芸産業に接する機会もあります。
木工オブジェ造成事業では風車に自らの願いを込め、足跡を残すことができます。
漆塗木工体験観光共同組合はご来場の方々に工芸を見て、体験して、楽しむ空間をご提供する共同組合組織です。
2024-11-29
京畿道 坡州市 炭県面 ヘイリ村キル 23
コーヒー博物館には世界各国から収集した1600年代から現在に至るまで5世紀に渡り、人類が使ってきたコーヒーに関連する遺物が展示されています。特に世界でもひとつしかない品物や外国のコーヒー博物館から払い下げされた年代物の貴重な展示品も観覧でき、コーヒーの歴史を知ることができる博物館です。
2024-12-05
キョンギ道パジュ市フェドンギル145
アジア出版文化情報センターに位置する「知恵の森」には価値のある書籍が集められています。出版都市文化財団が2014年度に文化体育観光部の後援を受けて造成したもので、その後は財団の財源で運営されています。
出典:知恵の森
◎ 韓流旅行情報
少女時代のデビュー曲「Into the new world」のMVのロケ地で、ヒョヨンがダンスブレイクを披露した屋外階段がここにあります。建築賞を受賞したユニークな風景で『ロマンスは別冊付録』や『夫婦の世界』など、多くのドラマのロケ地として使われました。
2021-03-03
京畿道 加平郡 加平邑 湖畔路1655
癒しと休息の都市、加平郡にあるインタラクティブアート専用館「インタラクティブアートミュージアム」。韓国の有名アーティストらが参加したインタラクティブアートは、芸術に最先端科学を組み合わせることで少し難しく感じられる美術を不思議で幻想的な体験となるように制作された新しい概念の美術コンテンツです。文化芸術的コンテンツと立体的相互作用体験を通じた錯視効果のマルチメディアを活用した五感的体験を同時に経験することができる展示空間となっています。
2024-11-20
ソウル特別市カンナム区ヨンドンデロ513
ピョルマダン図書館(Starfield Library)はCOEXセントラルプラザの中央にある総面積2,800平方メートルの複層構造の施設です。
高さ13メートルの書架の淡い色彩がスペース全体を柔らかく包み込む憩いの書斎をコンセプトに、さまざまなテーブル、そしてパソコン作業ができる電源コンセントなども完備しています。1階から吹き抜けとなっていている地下1階のスペースを見下ろすような形で配置されている椅子はゆとりある読書ができるよう独立したスペースが確保されています。
ピョルマダン図書館にはおよそ5万冊の蔵書を配架しており、1階は文学・人文学、地下1階には趣味・実用書関連の書籍があり、外国語原書コーナー、著名人の書斎コーナー、iPadで見ることができる電子ブック、特に海外の雑誌など約400種類の雑誌を取り揃えた雑誌特別コーナーもあります。
2025-07-22
キョンギ道パジュ市タンヒョン面ヘイリマウルギル48-38
+82-31-949-0848
碧峰(ピョクポン)韓国装身具博物館は韓国伝統文化の格調と品格を知ってもらうために2014年に設立され、朝鮮時代の王室や班家(両班)が使用した韓国の伝統装身具と玉工芸品に関する作品を展示している博物館です。所蔵品はほとんどが国家無形文化遺産である玉石(装身具)の匠・碧峰金泳煕(キム・ヨンヒ)先生の作品で、朝鮮時代に王室で使われた宮中装身具の復元、複製した作品と模様を応用した現代創作品が主となっています。
2021-07-14
全羅南道 木浦市 南農路 119
南農(ナムノン)記念館は山水画の一派・南宗画の韓国における巨匠で、書を嗜む画室・雲林山房(ウルリムサンバン)の3代目主人、南農・許楗(ホ・ゴン1908~1987)先生が、1985年5月に先代の遺作所蔵及び韓国・南画(山水画の一派)の伝統継承・発展のために設立した美術館です。
南農記念館は、朝鮮末期の詩・書・画で名声を馳せた秋史・金正喜(キム・ジョンヒ)が海東(古の韓国)における第一人者とまで激賛した許錬(ホ・リョン)の作品をはじめ、米山(ミサン)許瀅(ホ・ヒョン)、南農・許楗、林田(イムジョン)許文(ホ・ムン)、五堂(オダン)許塡(ホ・ジン)に至るまでの雲林山房で描かれた許氏一族5世代に渡る作品が展示されており、その他朝鮮時代の名画から現 代の大家・重鎮に至るまで南宗画の大家らの作品およそ300点も展示され、韓国における南宗画派の山水画を脈々と受け継いでいる美術館です。
この他、伽倻や新羅時代から朝鮮時代に至るまでの土器・陶磁器など約200点をはじめ、日本や中国の陶磁器も展示され、毎年多くの人々が訪れる芸術の故郷・木浦の観光名所となっています。
2024-09-24
チョンブク特別自治道 扶安郡 保安面 青磁路 1493
千年の歳月を経て新たな復興を夢見る扶安(プアン)青磁(チョンジャ)。その扶安青磁をテーマにした博物館・扶安青磁博物館が2011年4月、全羅北道(チョルラプクド)扶安郡(プアングン)保安面(ポアンミョン)柳川里(ユチョルリ)の旧・柳川初等学校跡地に開館しました。
保安面柳川里陶磁址(史蹟)は1993年に地表調査を開始、11世紀から14世紀までの窯址およそ40ヶ所を確認し、その内5基の窯址を1999年に発掘し姿を現しました。
扶安青磁博物館には高麗青磁の窯や柳川牛東(ウドン)鎮西里(チンソリ)で出土した青磁及び破片が展示されているほか、さまざまな体験プログラム実施、そして高麗時代の青磁の名品・象嵌青磁にも出会うことができます。
2022-09-14
大邱広域市 中区 南城路 24
古の時代から韓方など薬に関連する業種が多かった大邱(テグ)の街。時の経過とともに街の中心部の薬典(ヤクジョン)通り付近では薬を扱っていた歴史的価値のある建物が次々消滅し、また同時に薬に関連する業種で仕事をする人々や店が急速に減少するなど、昔から薬の取引を行ってきた大邱薬令市では存亡の危機を感じていました。
このような状況に地元自治体である大邱・中区庁では現状を打破すべく、旧イ・ヘヨン整形外科とその周りの敷地を買い入れ、環境にやさしい韓方体験施設・エコ韓方ウェルビーイング体験館を開設しました。
1966年に竣工し当時、大邱を代表する現代的な病院建築として名を馳せたイ・ヘヨン整形外科のオープン当時の姿を最大限活かしリモデリングを実施、人々の動線を考慮し増築を行ったこの建物は、老朽化した建物を再生する都市再生のモデルケースとなっている建造物です。
大邱近代路地ツアーの中間地点にあるエコ韓方ウェルビーイング体験館は、薬令市を訪問する観光客や市民のために開かれた街の中のヒーリング体験スポットとなっている場所です。