9.5Km 2024-12-13
テグ広域市スソン区タルグボルデロ527ギル13-5
+82-53-666-4930
モミョンジェ(慕明斎)は壬辰倭乱(文禄・慶長の役、1592年)当時、明から援軍として参戦し、そのまま朝鮮に帰化した杜師忠という人物を称えるために杜陵杜氏一族が建てた「斎室」です。慕明斎とは「明を慕う」という意味です。
杜師忠は中国の杜陵出身で、壬辰倭乱が起きると明の提督だった李如松の麾下の将軍として朝鮮に派遣されました。彼は地勢を見極めて陣営を構えやすい場所を選ぶ「水陸地劃主事」という任務を任され、李如松の一級参謀として朝鮮軍とも戦略・戦術上の緊密な協議を行いました。
壬辰倭乱が終わり、彼は一端故郷に戻ったものの、丁酉再乱(慶長の役、1597年)が勃発すると、息子の杜山と杜逸建を連れて姉の夫である陳璘都督とともに再び戦場へ向かいました。戦乱が納まった後、彼は2人の息子と一緒に朝鮮に帰化し、朝廷からテグ(大邱)市内の中央公園(現在の慶尚監営公園)一帯の土地を賜ることになりました。
その後、彼が賜った土地に慶尚監営が移してくることになり、彼はその土地を国に戻してケサン(渓山)洞に移り住むことにしました。
彼は故国に置いてきた婦人と兄弟への懐かしさから最頂山(現在の大徳山)の下に家を移し、その町をテミョン(大明)洞と名付けました。そして祭壇を設け毎月1日には皇帝の居城である紫禁城に向かって拝礼をしたと伝えられています。
モミョンジェは四角い敷地の上に南向きに建てられており、正面4間・側面2間の二軒入母屋造りで建てられました。また、板の間を中心に左右にはオンドル部屋を、前面には0.5間の張り出し部屋を設けており、20世紀初頭のテグ地域の斎室建築様式がよく分かる構造となっています。
モミョンジェは1912年、慶山客舎が取り壊されたことをきっかけに、杜師忠の子孫たちがその材木を利用して彼の墓の前に建てたもので、建物の老朽化によって1966年に改修が行われました。
テグに訪れる中国人観光客が真っ先に足を運ぶ場所で、最近再整備事業によって新しく生まれ変わりました。その隣には韓国伝統文化体験館をオープンし、茶礼・韓服体験や弓道、東医宝鑑料理体験なども行っており、これらは伝統館で体験することができます。
9.5Km 2021-12-13
大邱広域市 中区 達句伐大路446キル
大邱(テグ)市内をを南北に貫く新川(シンチョン)に架かる12の橋のひとつ・寿城橋(スソンギョ)のそばにある在来市場・防川(パンチョン)市場。1945年以降、日本や旧満州から引き揚げてきた人々が生活の糧を得るべく商売を行ったのが始まりで、新川の堤防に沿って市場ができたことから、防川市場と呼ばれるようになりました。当時、市場は寿城橋から南の方角へ堤防に沿っておよそ500メートルに渡り市場が形成されていました。商人たちは縄を使って井桁模様に市場を区画し、複雑化した市場を区画整理したと伝えられています。防川市場では主に野菜・果物・穀物などの食料品や雑貨を取り扱っています。
9.5Km 2023-02-02
テグ広域市チュン区ナムソンロ22
嶠南(キョナム)YMCA会館は大邱薬令市に位置する国家登録文化財です。日帝強占期 、3·1独立運動における和合の空間であり物産奨励運動、キリスト教農村運動、新幹会運動などキリスト教民族運動の拠点だった建物です。また大邱中区の近代歴史の重要な施設として李萬集(イ·マンジプ)牧師3.8万歳運動記念地として韓国キリスト教史跡に指定されています。青年を中心に各種事業を活発に進め、特に当時産業の大部分であった農村事業を体系化しようと全国各地に農民学校を設け、協同組合、農民会、夜学などを組織して農村の青年に新たな地平を開きました。
9.5Km 2024-02-21
テグ広域市チュン区ククチェボサンロ492-6
大邱(テグ)地下鉄3号線「ソムンシジャン(西門市場)駅」と西門市場の近く(約560m)にあるカフェで、韓国の伝統家屋をリノベーションした店内は、全体的なインテリアからレトロでクラシックな趣が感じられます。木の扉や螺鈿細工の棚などは、まるでおばあちゃんの家に遊びにきたようなぬくもりと心地よい雰囲気を演出します。中庭にも席があり、韓屋特有の雰囲気を味わいながらコーヒーとスイーツを楽しむことができます。ハンドドリップコーヒーをはじめ、フルーツを使ったドリンクやスイーツを用意しています。このお店のシグネチャーメニューは「万年雪」。アインシュペナーに似ていますが、オリジナルの特製クリームがのっていて、香り高く甘みのあるコーヒーを楽しむことができます。夏にはモモの果肉たっぷりのエードや、スムージーなども楽しむことができます。
9.5Km 2024-11-27
テグ広域市チュン区タルグボルデロ2238
金光石(キム・グァンソク)キル(金光石タシクリギキル=金光石ふたたび偲ぶ/描く道)は韓国を代表するフォークシンガー故・金光石氏が暮らしていた大鳳洞の防川市場近郊に金光石の人生と音楽をテーマに造られた壁画通りです。2010年「防川市場門前成市事業」のひとつとして、防川市場の通りに11月から着工し始めたこの通りは中区庁と作家11チームが参加しました。長さ350メートルの壁面の沿って金光石の銅像があり、壁には彼のさまざまな姿が描かれています。毎年秋には防川(パンチョン)市場と東城路(トンソンノ)一帯で「金光石歌唱競演大会」を開催し、故金光石氏を追悼しています。
◎ 韓流旅行情報-ドラマ『ジキルとハイドに恋した私』
別れを前にしたロビンとハナがデートをした金光石キルは、防川市場の隣の小道に沿って歩きながら、金光石氏の人生と歌をテーマにしたさまざまな壁画が見られる通りです。小道の隅々にはSNSで話題のカフェやグルメ店が多く、カップルのデートスポットとして人気です。